「Azure でのマルチテナント SaaS のはなし」というタイトルで「第1回 Azure Traveler 勉強会 札幌の旅」に登壇しました #AzureTravelers
いわさです。
2024 年 1 月 13 日に Azure Travelers というコミュニティ勉強会が札幌でオフライン開催されたので登壇しました。
登壇資料
発表スライドはこちらになります。
はなしたこと
AWS に SaaS Lens あるね、Azure もあるよ
Azure にはアーキテクチャセンターというガイダンスがありまして、そこに SaaS のガイダンスが紹介されています。
SaaS on AWS に普段関わることが非常に多いので、SaaS on Azure もやってみるぜということにしました。
マルチテナント SaaS の根本的な課題はおなじ
特定のパブリッククラウドに関わらず、普遍的な SaaS 固有の問題と、その問題に対するアプローチが紹介されています。
Azure サービス固有のガイダンスがあるよ
さらに、それを具体的に Azure で行おうとする際に、様々な Azure サービスごとの機能や制限事項を考慮する必要があるのですが、なんとサービスごとにガイダンスが用意されています。
これはかなり良いと思いましたね。
さいごに
本日は SaaS on Azure について登壇させて頂いたので、登壇レポートということで資料や概要をまとめさせて頂きました。
だいたい同じようなガイダンスだなと思いつつも、サービス固有のガイダンスなどが用意されててとても良いと思いました。これはユーザーが一番求めていそうな気がします。
SaaS アーキテクチャはトレードオフが発生するのですが、その検討の際に役立ちますね。
なお、全く意識してなかったのですが、Microsoft Azure 一色の勉強会にも関わらず re:Invent 2023 パーカーで参加していることに気が付きました。
@Tak1wa さんのSaaSのお話 #azuretravelers pic.twitter.com/lftvf6zExr
— Jun Kudo (@jkudo) January 13, 2024
参考
- Azure Active Directory B2C のテナント作成とユーザーフローの実行まで行ってみた | DevelopersIO
- Azure AD B2C テナントのマルチテナント SaaS での考慮点を整理し、カスタム属性を追加してみた | DevelopersIO
- Azure AD B2C の API コネクタを使ってユーザー作成時にカスタム属性を自動設定してみた | DevelopersIO
- Azure AD B2C のカスタムポリシーでスターターパックをそのまま使ってみた | DevelopersIO
- Azure と AWS の SaaS テナント分離の用語について整理してみた | DevelopersIO
- Azure Database for PostgreSQL と Azure Cosmos DB for PostgreSQL で RLS (Row-Level Security) を使ってみた | DevelopersIO
- マルチテナント SaaS のノイジーネイバー対策を想定して Azure API Management のポリシーでテナントコンテキストをカウンターキーにしてみる | DevelopersIO
- マルチテナント SaaS のテナントコンテキストを Application Insights のテレメトリに設定してみた | DevelopersIO